ナッツアレルギーの増加!
2025.10.09
アレルギー関連ニュースプライムオンラインニュースより
怖いナッツアレルギー!ナッツ類は、粉末状やペースト状にして目に見えない形で含まれていることもあり、知らぬ間に摂取してしまうリスクがある・・・アレルギー・過敏症専門院富士健康美容サロンではアレルゲンのナッツをその場で特定し、アレルギー症状のリセット施術を承っております!ご予約は090-5629-0828まで
急増するナッツアレルギー…12年間で10倍に、健康志向と消費量の増加が背景か “見えないナッツ”のリスク 対策整備と啓発進む!
クルミやカシューナッツなどのナッツ類のアレルギーを起こす人が急増している。消費者庁の調査によると、2011年以降の12年間で10倍に増え、子どもを中心に重症化リスクも高まっている。日常に潜むナッツアレルギーの危険と、社会の対応に迫った。
消費量の増加が一因か
高タンパクで栄養価が高い食材として注目されるナッツ類。健康志向の高まりとともに消費量が増え、アレルギー症例も急増している。 消費者庁の2023年の調査によると、ナッツ類が原因となったアレルギーの症例数は、鶏卵に次いで2位。内訳でみると、クルミの症例数の増加が顕著で、年齢別では3歳から17歳まではえびや卵を抑えてクルミが1位となっている。 ナッツ類の消費量が増加していることが、アレルギー症例の増加の一因と推測されている。 ナッツ類は少量でも重症化しやすい特性をもつ。 「呼吸器や消化器系にも症状が出て、最悪進行すると『ショック症状』を引き起こすアナフィラキシー症状が起こりうる可能性が、ほかの食物に比べ高い特徴がある」 日本アレルギー学会の理事長で国立病院機構相模原病院臨床研究センター長の海老沢元宏氏は、警鐘を鳴らす。 消費者庁は、2025年度中に加工食品の食品表示義務にカシューナッツを加えるほか、ピスタチオも表示推奨品目に加える方針だ。海老沢氏は「マカダミアナッツやヘーゼルナッツも増加傾向が続いているので、注意していかなければいけない」としている。
「怖くて…」アレルギーの子持つ親の不安
カシューナッツが記載されている加工食品は、現時点で限られている。 重いナッツアレルギーをもつ小学1年生の母親は「ハロウィンなどのお菓子にナッツが入っている場合は多い」と話す。 店頭でショーケースに並べて販売されているケーキや焼き菓子などは、店員と直接やりとりできるとして食品表示の義務が免除されているが、「いただいたケーキは怖くて食べられない」と不安を抱えている。
“見えないナッツ”のリスク
対応が急がれているのが、外食や、量り売り店で提供される中食(なかしょく)の場におけるアレルギー対策だ。ナッツ類は、粉末状やペースト状にして目に見えない形で含まれていることもあり、知らぬ間に摂取してしまうリスクがある。 外食・中食は事業規模や営業形態が幅広いうえ、提供される商品が多岐にわたるが、食物アレルギーに関する情報提供が義務付けられていない。 原材料が頻繁に変わることや、原材料の意図しない混入(コンタミネーション)を防止するため、調理の場を食材によって切り分けることが難しいためだ。